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事業紹介

 300年余に及ぶ伝統ある「薬の富山」。富山県では、平成12年よりバイオ関連の新産業を育成するために「とやまバイオバレー構想」を推進しております。富山・高岡を中心とした地域では、大学を核に、県内試験研究機関、企業の「産・学・官」が連携し、これまで和漢薬や医薬品などの研究開発で培ったバイオ分野の研究資源を基に、テーラーメイド医療、遺伝子の機能解析、バイオチップ、バイオインフォマティクス等の先端研究に取り組み、医薬バイオ分野を中心とした医工連携の研究機能をはたし、産業の集積を図ってまいりました。
 平成14年には、富山・高岡地域知的クラスター創生事業「とやま医薬バイオクラスター」が発足し、バイオによる新産業創出をめざして活発に活動しております。その第1号の成果として、「ヒト由来の特異的単一細胞を捕獲するリンパ球チップ」を世界に先駆けて開発いたしました。このリンパ球チップを使い、ヒトの血液中の単一細胞から優れた中和活性を持つB型肝炎抗体遺伝子の抽出に成功いたしました。本技術は特定の抗原に対する抗体を網羅的に捕獲できる世界初の唯一の方法として、抗体医薬・診断薬開発に革新的な利便性を提供すると共に、医療・健康分野に貢献することができるものです。
 この成果を早期に社会に還元することを目指し、富山医科薬科大学(現富山大学医学部) 村口篤教授・岸裕幸助教授、富山大学 鈴木正康教授、北陸先端科学技術大学院大学 民谷栄一教授、(株)ベンチャーラボ 紀藤恭輔、インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス(株)代表取締役 末岡宗廣が発起人となり、地元企業の(株)スギノマシン、立山科学工業(株)、(株)リッチェル、県外からも日立ソフトウェアーエンジニアリング(株)のご協力をいただき、リンパ球チップをプラットフォ−ム技術とし、抗体を開発するバイオベンチャー『エスシーワールド株式会社(英文名SC World, Inc.)』を設立いたしました。